2025年7月、僕はまた一つ歳を重ねる。おそらく人生の折り返しには既に到達していると思う。過去の自分が思い描いた自分であるかというとそうではなく、むしろ今が一番しんどいような気もします。
そんな時だからこそ、きっと動かなければならないと思い、今いろいろと始めようとしています。今日はそんな一つをご紹介します。
コミニケーション支援型MEOツール「Local Buzz」
ずっとD2C業界でやってきた僕たちLAMP株式会社ですが、コロナ禍を境に潮目が大きく変わりました。
そのなかでも象徴的だったのが「オンライン診療」の解禁です。
オンラインで医師の診察を受け、医薬品の処方まで完結できるようになったことで、医療のデジタル化は一気に加速しました。
この流れのなかで、弊社にもオンライン診療に関するクリエイティブ支援やマーケティング支援のご依頼が一気に押し寄せたのを、今でも強烈に覚えています。
D2C支援で培ってきたクリエイティブ・マーケティングの知見は、オンライン診療との親和性が非常に高く、多くのクリニック様とご一緒させていただく機会を得ました。
そしてこの医療支援事業は、単なるオンライン診療だけでなく、
新規開業クリニックのWebサイト構築や、来院を促進するための広告運用、LINE導線の最適化などへと広がっていきました。
「地域」という壁

しかし、あるとき気づきました。
D2Cやオンライン診療と違って、リアル店舗やクリニックの集客には「地域」という決定的な壁があるということに。
D2Cは全国がターゲットです。
極端な話、魅力さえ伝われば日本中どこでも買ってもらえます。
でも来院型ビジネスは違います。どんなにターゲット像と合致していても、その人が「そこに行けない」のであれば顧客にはなり得ません。
この現実を前にして、私たちは従来のD2C的マーケティングが通用しない領域があることを痛感しました。
では、どうすればよいのか?
自身の行動原理と意思決定プロセスを改めて考える
僕は考えました。
自分が日常で何かを選ぶとき、どういう意思決定をしているのかを。
例えば、美容室に行こうと思ったとき。
僕はまずホットペッパービューティーを開きます。
業態を選び、エリアを絞り、写真を見て、価格やメニューを確認し、口コミを読み、予約を入れます。
また、会食の店を探すときは一休レストランで探します。(食に興味があまりないのです、グルメな方ごめんなさい。)
エリアや日時で絞り、写真の雰囲気や評価を見て、決めます。
ついでに食べログで点数も確認しておきます。
このように、業態ごとに「覇権メディア」と呼べる存在があるのです。
無意識にそのメディアを使い、意思決定をしている。
では、クリニックの場合は?
各種ポータルは存在するものの、美容やグルメのような「無意識で使うメディア」ではありません。
僕が実際にやることは、
「サービス名+地域名」での検索行為です。
そう、Google検索。そしてMEO(Map Engine Optimization)の世界です。
僕の意思決定プロセスと、MEOという可能性
実際の行動を振り返ると、こうなります。
- 「○○クリニック 渋谷」などで検索
- 表示された地図に切り替え、位置関係をざっと確認
- 口コミの星の数と件数を見る
- 気になる口コミをいくつか読む
- 営業時間や診療内容を確認
- Webサイトにアクセス
- 雰囲気やスタッフ、料金などを確認
- 予約
つまり、Googleマップと口コミが意思決定の起点になっているということです。
これは裏を返せば、Googleマップ上での「見え方」や「信頼性」を整えることが、来院につながる第一歩である、ということ。
これに気づいてから、弊社ではMEO支援に本格的に取り組むようになりました。
MEOだけでは足りなかった
クライアントのGoogleビジネスプロフィールを整備し、情報を正確に更新し、SNSと連携し、検索クエリを分析して最適化する。
これらを地道にやっていけば、ある程度までは成果は出ます。
でも劇的に来院が増えるかというと、そうではない。
最終的な決め手は「口コミ」でした。
実際、僕自身もGoogleで検索して星が4.0以下のクリニックは避ける傾向があります。
逆に星が4.5以上で、具体的な口コミが多ければ安心して選ぶことができる。
だからこそ、クライアントと「どうやって良質な口コミを増やせるか」について議論を重ねました。
受付でQRコードを見せる、口頭で声がけする、待合室で案内を出す…どれも一定の効果はあります。
でも決定的な問題がありました。
手間がかかるのです。
そして、手間がかかると人は動きません。
「Local Buzz」の誕生

この課題を解決するために、僕たちは「Local Buzz」を開発しました。
Local Buzzでは、来院後の患者様に対し、LINEアンケートを配信します。
LINEという日常使いのアプリ上で、簡単な質問に答えていただくだけ。
そのアンケート結果とLINE上のユーザー情報、店舗情報をもとに、AIが口コミ文を自動生成します。
そのまま編集可能で、ワンタップでGoogleビジネスプロフィールの投稿画面に遷移。
コピー&ペーストして投稿するだけ、という仕組みです。
なぜLINEなのか?

それは、ユーザーの行動導線を邪魔しないからです。
いまや予約や連絡もLINE経由が主流。
その延長線上で口コミ投稿ができるので、違和感がない。
さらに、LINE公式アカウントを起点とすることで、
来院後のCRM施策やリピート促進にもつながる導線が自然と生まれます。
Local Buzzは「MEO対策の最適化ツール」であると同時に、
LINE×CRM×AIという文脈での店舗DXを実現するツールでもあるのです。
僕たちが目指す「地域ビジネスの味方」

LAMP株式会社は、D2Cという全国規模の支援からスタートしました。
その知見と経験を、いま「地域ビジネス」の支援に全力で活かしています。
ローカルビジネスにおける来院・来店の決定要因を丁寧にひも解き、
そこに必要な導線を、一つひとつ形にしていく。
Local Buzzはそのひとつの答えですが、これで終わりではありません。
これからも「選ばれる理由」を、テクノロジーとクリエイティブで支援し続けていきます。
ローカルの未来を、もっと明るく、もっとバズらせるために。
AIで口コミ生成をもっと手軽に!
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